新年聖会&成人祝福式

関西宣教区恒例の新年聖会が茨木聖書教会でありました。宣教区としては最も大勢の方が集まる行事です。今回は講師の先生がマタイ伝と使徒の働きの二カ所から「本音と建前」というタイトルで語られましたが、実に霊的な示唆に富んだメッセージでした。「本音」は「真実」で、「建前」は「嘘」というが、本当にそうだろうか。私たちが本当だと思っている「本音」にも、実は罪の影響が入り込んでいること、逆に、偽りだと思っている「建前」にも、誠実に生きようとする思いが見られること、果たして自分はそれをどう使い分けているかなど…考えさせられました。信仰者はとかく形式的で表面的な信仰生活に陥りやすいこと、自分は何を恐れ、何を意識するべきなのか。新年聖会にふさわしい、誠にピリッと引き締まるようなメッセージでした。その後は、成人祝福式があり、牧師たちが手をおいて祈りました。新成人の初々しい言葉を聴きながら、自分自身もこの一年、為すべきことができるようにと気持ちを新たにさせられました。

あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。わざわいの日が来ないうち、また『何の喜びもない。』と言う年月が近づく前に。」平成最後の新年聖会&成人祝福式が終わり、妻と夜のウォーキングに出ました。今年一番の寒さということでしたが、「梅のつぼみが膨らんできたね」と話しながら、季節の移り変わりを感じました。思えば私自身は26歳の時に初めて教会に行き、初めて聖書を読みました。何もかもが初めてで、教会は全く自分の知らない世界でした。そこで様々な「出会い」と「別れ」がありました。あれからもう20年以上が過ぎるのか…と思いながら、牧師という務めに今あることに主の不思議な計画を思います。月も太陽も、木々も花も、自分自身も、出会いも別れも…何ひとつ偶然に存在するものはありません。主の御思いをすべて知り得ることなど到底できませんが、求め続ける思いは失わないでいたいと思います。