雨の日もまた神の恵み…

今日はハートフル英会話がありました。このところ関西から関東にかけて空気もカラカラの状態が続いていたので恵みの雨です。これでインフルエンザの流行も少しは収まるでしょう。「事物が合目的な連関において正常にその機能を果たしている時、その事物は我々に全く目立たず、その存在を意識することもないが、それが何らかの理由でその機能を果たさず、合目的な連関が損なわれる時、我々はその存在を強烈に意識するようになる」(ハイデッガー『存在と時間』)。それは家族、健康、日常生活にもあてはまるように思います。人は順境にある時は「生」というものを意識したり、その意味や価値について深く考えることは少ないですが、一度逆境に陥ると途端に「生」というものを強烈に意識したり、その意義や目的について思慮を巡らすようになる…。ならば、人生には晴れの日よりも雨の日こそ大事なのかもしれません。「主は恵みの倉、天の窓を開き、時にかなって雨をあなたの地に与え、あなたのすべての手のわざを祝福される。」要はその雨をどう受け止めるかの問題なのです。