わたしの顔を慕い求めるまで…

水曜祈祷会はホセア書5章から。北イスラエルは経済的・物質的に繁栄の時代を迎えていましたが、その一方で、宗教的・道徳的には社会的腐敗をもたらしていました。神はこのようなイスラエルの背信に対し、厳しい裁きを宣告されました。それはまさしくイスラエルの滅亡です。しかし、そうした言葉の中にも、神は絶えずイスラエルがご自身の民であることを宣言され、悔い改めて、神に立ち返るように告げられたのです。「わたしは自分のところに戻っていよう。彼らが罰を受け、わたしの顔を慕い求めるまで。彼らは苦しみながら、わたしを捜し求める。」真の悔い改めとは、主の御顔を慕い求めること、的外れな生き方を方向転換し、生ける神との人格的な交わりをもって歩むことです。主の懲らしめの目的は裁きではなく、一人でも多くの民が救いにあずかることでした。コロナ禍の中で揺さぶられる信仰者のためにも、インマヌエルの主はとりなして祈っておられるのです。