飼い葉桶の救い主…

2020年のクリスマス特別礼拝を迎えました。コロナ禍にあっていつもより少し短いプログラムでしたが、クリスマスの喜びをともに覚えて心からの礼拝をささげました。ヨセフとマリヤがベツレヘムに着いたとき、そこに彼らのいる場所はありませんでした。やむなく彼らは家畜小屋に身を寄せ、そこで男子の初子を産んだのです。御使いはこの知らせを野宿で羊の群れの夜番をしていた羊飼いたちに告げました。純真な彼らはその知らせを素直に受け入れ、急いで行って、ついに幼子の誕生を最初に祝う祝福にあずかったのです。薄汚い飼い葉桶は人間の罪の心を、羊飼いたちへの御告げは福音が身分も地位も関係なく知らされることを、信じて行動する者は必ず約束のしるしを捜し当てることを表していました。毎年読んでいる箇所ですが、このクリスマスに聴くからこそ新しく胸に迫ってくるものがあります。飼い葉桶で眠る救い主は、まさに私たちのための「しるし」なのです。