主の招きに応えて…

1月第三主日。今日で阪神淡路大震災から26年を迎えました。コロナ禍にあって、様々な追悼の集いも分散や中止のところもありました。今はもう天に召されたある信徒の方が、貴重な写真を持ってきて説明してくださったことを思い出します。新型コロナの感染が国内で最初に確認されたのもこの日でした。人間は一年先はおろか、明日何が起こるかもわかりません。何を備え、何を教訓として次世代に伝えるべきかを思いました。礼拝ではマタイ4:18から、イエスさまが最初の弟子をお召しになるところから学びました。「わたしについて来なさい。人間を取る漁師にしてあげよう。」主の招きを聞いたペテロたちにも不安と戸惑いがあったでしょう。自分に何ができるのか…。でも、マタイはそうした彼らの心の葛藤は残さず、「すぐに網を捨てて従った」という結果だけを記しました。改めて弟子への道は従うことであり、従うことは捨てることから始まることを心に留めました。