キリストの苦しみに与る…

5月第一主日、礼拝メッセージはコロサイ1:21から。パウロはローマの獄中から、コロサイのキリスト者たちに手紙を送りました。そこには、神が御子を死に渡してまでご自分と私たちを和解させてくださったこと、キリストという土台の上にしっかり信仰を据えて、福音の望みから外れることなく、成熟したキリスト者を目指しなさいとありました。コロサイの教会が直面する問題は、誤った教えや異教的な習慣が入り込んでいることでした。その姿や形は違っても、同じような問題が今日の教会にもあり得ます。「何を見張るよりも、あなたの心を見守れ。」便利さと引き換えに失うものも大いにある時代。過剰な情報や誤った情報に翻弄されて、心が疲れてしまうこともあります。パウロもこの世と調子を合わせるのは気をつけなさいと言いました。コロナ禍にあって、一人一人の行動と責任が問われています。キリストの苦しみに与ると言ったパウロの信仰に倣いたいものです。