聞いても、聞かなくても…

9月第二水曜祈祷会、教会のデボーションはエゼキエル書3章に入りました。エゼキエル書は幻や象徴的表現が多く、難解と言われる書簡です。南ユダがバビロンによって滅ぼされ多くの民が捕囚として連れて行かれる中に、エゼキエルもいました。何もかも失ったエゼキエルに、神は「人の子よ。…この巻物を食べ、行ってイスラエルの家に告げよ。」と召命を告げられました。『巻物』とは神のことばです。つまり、まず自分がみことばをしっかり味わい、自分のものにしてから人々に語りなさいというのです。そして、人々はあなたの言うことを聞こうとしない。…彼らが聞いても、聞かなくても、『神はこう告げられる』と彼らに言いなさいというのです。聞き手がどうであれ、とにかく語ることが預言者の使命です。預言者とは神のことばを預かった人のこと。言わば今日のすべてのクリスチャンは預言者であり、祭司でもあります。何よりも祈りが私たちの働きのカギなのです。