生ける望みを持って…

5月第一主日、雨足が強い中でしたが、今日も大勢の方が礼拝に来てくださいました。メッセージはペテロの手紙第一から。失敗と回復を経験したペテロはペンテコステ以降、使徒として多くの人に福音を宣べ伝え、初代教会のリーダーとなっていきました。そんなペテロから、現在のトルコ北西部に散って寄留しているキリスト者たちへの手紙。ペテロは冒頭で、受取人たちが試練と迫害の中にあっても生ける望みを持つことを期待しているのがわかります。それは新しく生まれさせる望みであり、資産として天に蓄えられている望みであり、神の御力によって守られている望みです。過去、未来、現在において、今も脈々と息づいている望みの中に、私たちもいることを心に留めました。ブラウニングの言葉、『われとともに老いゆけよ。幸いはなお未来にあり。』苦難が忍耐を、忍耐が品性を、品性が希望を生み出す。今週もこの聖書の約束をにぎって、歩んで行きたいと思います。