日本のクリスチャンの概数は約105万人で、人口比率の約0.82%と言われています。その内、教会に所属しているのは約37万人とのこと。つまり、クリスチャンになっても半数以上の方は教会を離れてしまっているようです。子どもの頃に洗礼を受けたけれど、大人になって行かなくなった…教会に通っていた時もあったけど、何かの事情で行かなくなった…。その理由は様々でしょう。昨日そんな話をしたところ、メッセージの後で何人かの方が「私も同じようなところを通りました」と話してくださいました。一度信仰から離れると、教会が遠い場所に感じた、自分がクリスチャンであることを誰にも言わなかった、家に聖書はあるけど読まなかった、仏式の葬儀に出ても何の違和感もなかった…。人生のいろいろな場面で、また教会に行ってみようかなと思う時もあったけど、扉を開ける勇気がなかった…など。同じような思いをお持ちの方も多いのではないでしょうか。「個」が尊重される時代、帰属意識、所属意識というのも薄れているのかもしれませんが、どこかホッとできる教会、重荷をおろせる教会、そうした居場所がある教会が私たちには必要ではないでしょうか。