





12月第五主日、今日は年末感謝礼拝を献げました。礼拝メッセージはルカ2章21~38節、シメオンとアンナの信仰から御言葉を心に留めました。イエスがお生まれになった時代、ユダヤはローマ帝国の圧制によって厳しい生活を送っていました。しかも、預言者マラキ以降、約400年にも渡って神の預言は与えられていませんでした。それで大多数の者は形だけの信仰となり、救い主を待ち望まなくなっていたのですが、そんな時代にも敬虔な人たちはいました。それがシメオンとアンナです。二人に共通するのは、世の人々がどんな価値観を持って生きていたとしても、不条理に思う試練に遭い、神への信仰が折れかかったとしても、愚直に主の約束が実現するのを待ち望んでいたことです。神は、大勢の人々が行き交う中で、そんなだれも目を留めないような老人に、もはや何の希望もないような老婆に、最初に救い主をその腕に抱き、その恵みを伝える特権をお与えになったのです。私たちの信仰生活も時に「主よ、いつまでですか…なぜですか…」と思うことはあっても、それでも私はあなたを信頼します、約束を待ち望みますという信仰をもって歩んでいこうではありませんか。