カテゴリ:2020年下半期



2020/12/30
今朝はzoomでの会議を終えて、今年最後の水曜祈祷会がありました。デボーションは詩篇89篇から。詩人は、苦難の中で神との契約を思い起こし、神を賛美し、その約束が永遠に変わらないことに希望を見出していきます。たとえ今は辛くても、必ず喜びの朝を迎えること、主を知っていることの幸いを心に留めました。「幸いなことよ。喜びの叫びを知る民は。」今年は新型コロナウィルスの感染症に始まり、その猛威に振り回された一年でした。でも、そうした中でYouTubeなどの新しい取り組みも始まり、新しい方々との出会いもありました。葬儀も三回行い、大切な兄弟を天に見送りましたが、皆さん天国での再会の希望があることを感謝します。今日もだれもいない会堂で、妻と二人だけの祈祷会でしたが、また、神の家族が安心して集う日が来ることを信じて祈っています。このChurch Blogも見てくださって感謝いたします。皆さま、どうか良い年末年始をお迎えください。
2020/12/29
デボーションは詩篇88篇から。この詩篇は哀調をもって語り出され、失望の告白をもって締めくくられます。その原因は重い病気だったのか、孤独だったのか…おそらくその両方だったのでしょう。そして最大の辛苦はこの苦難の中で、主までが顔を背けておられると感じることでした。そんな耐え難い苦しみの中で、作者はこう祈ります。「しかし私は、主よ、あなたに叫び求めます。朝明けに、私の祈りは御前にあります。」心がくずおれてしまいそうな中でも、作者は主に向かって叫び求めています。どんな状況の中でも、主は必ず祈りを聞き届けてくださるという確信がなければ、この言葉は出てきません。今日はある方の召天記念会がありました。彼女は重い病気と向き合う中で、イエスさまを信じる信仰を持ってくださいました。洗礼を受ける時、「今日の日を忘れません」と言われたのを思い出しました。温かな日差しが差し込む中で、天国にいる姉妹を身近に感じました。
2020/12/27
今日は2020年の最後の主日礼拝でした。マタイの福音書2章、東の国の博士たちの姿から救い主を捜し求め、その誕生を喜び、心からの礼拝をささげることを学びました。「その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。」彼らを導いた星は、BC7年の木星と土星の大接近だったのではないかとか、その前のハレー彗星だったのでは…とも言われますが、その真偽はともかく、神の導きそのものであったことは間違いありません。降誕劇などでも有名な場面ですが、あらためて礼拝者の姿勢を心に留めました。礼拝後は子どもたちと教会の横に植えてあったジャガイモ掘りをしました。まだちょっと早かったのですが…みんなで楽しく土をさわれて感謝でした。教会の方々とも、もっといろいろなことをしたかったのですが、とにかく今年は今まで当たり前だったことが、当たり前ではないことを教えられた一年でした。一つ一つ、この気持ちを大切に新しい年を迎えられたらと思います。
2020/12/25
クリスマスおめでとうございます。今年のクリスマスは、子ども会も、祝会のポットラックも、ファミリーコンサートも…できませんでしたが、その分、ライブ配信などを通してクリスマス礼拝やキャンドルサービスに参加してくださった方々がいてとても感謝でした。いつか礼拝もYouTubeで配信できたら…とのんびり考えていたところ、今年になって一気にやらざるを得ない状況になり、その対応に追われた一年でした。そういう教会も多かったと思います。たまに他の教会の様子も参考にしますが、カメラ位置や音響など大変勉強になります(真似はできませんが…)。今日のデボーションから、羊飼いたちは王宮ではなく飼い葉桶に寝ている幼子だから訪ねていけたことが心に留まりました。コロナ禍にあって、インターネットだからみことばを聴くことができたという方たちがいるなら、それも「今日、あなたのために…」という素晴らしい恵みなのだなと思わされました。
2020/12/25
今年はコロナ禍にあって、時間短縮と来会分散を心がけてキャンドルサービスを行いました。開始頃から小雨も降り出して寒い中でしたが、子どもからご高齢の方までともに御言葉に耳を傾け、バイオリンの調べを聴きながら賛美をささげました。旧約聖書の預言に始まり、マリヤへの受胎告知、ヨセフ、羊飼い、東の方の博士たちと降誕の知らせが告げられました。彼らは信仰を持ってその知らせを受け取り、救い主と出会う祝福にあずかったのです。そして、何より飼葉桶にお生まれになった救い主は、今もインマヌエルとして、私たちの心にもお生まれになってくださることを覚えました。パワーポイントのスライドがなかなかスムーズに動かなかったり、音が出なかったり、二部のライブ配信ができなかったり…といつもと違う苦労もありましたが、その分、主の臨在を感じながら御手の中に包まれるような集会でした。クリスマスの祝福が皆さまの上にもありますように…。
2020/12/22
昨日の旧約聖書を学ぶ会では創世記16章から女奴隷ハガルを顧みられる主の眼差しを学びました。アブラハムの生涯の中で、突然彼女にスポットライトが当たります。主は人々に忘れさられてしまいそうな小さな者のこともお忘れにならないことを見ました。そして、今日のデボーションはルカ1:57からエリサベツとザカリヤの間に幼子ヨハネが誕生する場面。およそマリヤの受胎告知とイエスの降誕の間で霞んでしまいそうな記述ですが、老夫婦の喜びと従順な信仰が近所の人たちや親族に影響を与え、良き証しとなったことが記されていました。これもどちらかと言えばマイナー聖書人物伝とも言える記述。ただ、そういう箇所こそ等身大の自分のこととして受け止めやすいものです。ザカリヤのように信仰者であっても、時につまずき、失敗してしまうこともあります。でも、大事なのは、失敗しないことではなく、そこから再び立ち返って、主をほめたたえることです。
2020/12/22
ディボーションはルカ1:26‐38。ナザレの田舎町に住むマリヤのもとに、突然の御使いの知らせ。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。恐れることはありません。マリア。あなたは神から恵みを受けたのです。」あまりに突然のことで戸惑うマリアでしたが、信仰を持って受け止めました。それは、世間からも冷たい視線で見られ、夫のヨセフにもどう説明したらいいかわからない…大変な重荷を負うこと。でも、そんな彼女の決心が救い主誕生という素晴らしい祝福を全世界にもたらすのです。クリスマスによく耳にする讃美歌にAmazing Graceという曲があります。今日はその曲を作ったジョン・ニュートンの召天日でした。彼は奴隷商人をしている時に、荒れ狂う嵐の航海の中で回心の経験をしました。That saved a wretch like me…。人にはいろいろな場面で決心の機会があります。人生辛酸多し、されど神は愛なり。「恵み」とは神からの一方的なギフトです。
2020/12/20
2020年のクリスマス特別礼拝を迎えました。コロナ禍にあっていつもより少し短いプログラムでしたが、クリスマスの喜びをともに覚えて心からの礼拝をささげました。ヨセフとマリヤがベツレヘムに着いたとき、そこに彼らのいる場所はありませんでした。やむなく彼らは家畜小屋に身を寄せ、そこで男子の初子を産んだのです。御使いはこの知らせを野宿で羊の群れの夜番をしていた羊飼いたちに告げました。純真な彼らはその知らせを素直に受け入れ、急いで行って、ついに幼子の誕生を最初に祝う祝福にあずかったのです。薄汚い飼い葉桶は人間の罪の心を、羊飼いたちへの御告げは福音が身分も地位も関係なく知らされることを、信じて行動する者は必ず約束のしるしを捜し当てることを表していました。毎年読んでいる箇所ですが、このクリスマスに聴くからこそ新しく胸に迫ってくるものがあります。飼い葉桶で眠る救い主は、まさに私たちのための「しるし」なのです。
2020/12/19
今年は新型コロナの感染症が世界中で猛威を奮い、私たちの生活も一変しました。今まで当たり前だったことが当たり前ではなくなり、健康、仕事、家族、将来…に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。でも、このアドベントキャンドルの灯はキリストを信じて生きる私たちの希望を表しています。私たちの今がどんなに暗く、孤独で、出口の見えないような不安を感じる中にあっても、まことの光である方は、この歴史と私たちの生活のただ中にお生まれになりました。罪があり、争いがあり、悲しみが耐えないこの世界であっても、神はそのひとり子をお与えになるほどに愛されたのです。クリスマスは、まさに神の愛のしるし、神の大いなる約束の成就です。「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ、主キリストです。」救い主はあなたのためにお生まれになりました。ぜひこの本物のクリスマスを教会で迎えましょう…。
2020/12/18
今年はコロナ禍にあって英会話クラスがオンラインでになることもありましたが、最後は二つのクラス合同で持つことができました。最後のクラスは互いのクリスマスの思い出などを英語で分かち合いながら、講師のレイチェルさんからはオーストラリアの真夏のクリスマスの様子などもうかがうことができました。今日はいつも和気あいあいの受講生の皆さまに感謝を込めて、クリスマスの食事とケーキを用意したかったのですが、それは叶わず…。その代わりに、レイチェルさん手作りのセットと衣装で、Nativity(キリストの降誕物語)のスキットをちょっとだけ体験していただきました。聖書を立体的に体感することができて、童心に帰ったような思いでした。子どものような素直な気持ちで、自分の思いを表現するのは英会話にとっても大事な要素です。今年もお世話になりました。次の冬期クラスは2021年1月14日から開講です。良いクリスマス&新年をお迎えください…。

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