





1月第三主日、この時期としては幾分温かさを感じる一日でした。礼拝メッセージはルカ5:36ー39、聖書に由来することわざの一つ『新しい酒は新しい皮袋に盛れ』の箇所からでした。イエスさまはどのような場面でこの言葉を言われたのか。相手は旧約律法を重んじるパリサイ人たちや律法学者たちでした。彼らは自分たちは真面目に断食し、よく祈っているのに、あなたの弟子たちは食べたり飲んだり…一体何をしているんだとイエスさまに訴えました。そこでイエスさまが彼らに語ったのが、三つの譬えでした。新しい衣の布切れで古い衣に継ぎ当てするのは間違いだということ、新しいぶどう酒は新しい皮袋が必要だということ、古い物は良いと決め込んでいないで、新しいものを体験してみなさいということ。まさにイエスさまが来られたことによって、新しい恵みの時代が到来したことを教えていました。今日の私たちも気がつけばパリサイ人たちと同じような過った人生観に陥っていることがあるかもしれません。自分は正しいと思い込んで、考えの違う他者の意見を排除する…。これもパリサイ人たちの特徴です。御霊によっていつも新しい心を頂いて歩みたいものです。