





6月第一水曜祈祷会、教会のデボーションはⅠ列王記2章から。イスラエル国第二代の王ダビデは自分の死ぬ日が近づいたことを感じ、息子ソロモンに遺言を残しました。ダビデと言えば、もとは羊飼いだった少年が初代サウル王に仕えることとなり、ペリシテ人の勇士ゴリアテを倒して一躍有名人になると、次第に武将として頭角を現し、連戦連勝、人々の称賛を浴びていきました。サウル王はそんなダビデに激しい嫉妬心を燃やし、彼の命を何度も狙いますが、神はサウルを退け、ついにダビデを新しいイスラエルの王としたのです。その後もダビデは統一国家、首都エルサレム、ダビデ契約にも預かっていきますが、晩年は姦淫、殺人、謀反、後継者問題…など波乱万丈の生涯を歩みました。ダビデはそんな自分の生涯を振り返って最後に何を思ったのでしょう。良くも悪くも神の御手がいつも自分の上にあることを感じていたのではないでしょうか。決していつも忠実に歩んだとは言えない自分のような者を、神はよくぞお見捨てにならなかった…。ただ神への感謝とすべてをゆだねて目を閉じることができる幸いを感じていたでしょう。人生辛酸多し、されど神は愛なりです。