





6月第二水曜祈祷会、関西地方も梅雨入りしました。デボーションはⅠ列王記6章から。ソロモンはツロの王ヒラムの協力を得て、神殿建設の万全な準備を整え、エジプトの地を出てから480年、イスラエルの王となってから4年目、ついに神殿建築が始まりました。神殿は神と人とが出会う唯一の場所であり、神に祈りと礼拝を献げる聖なる建物です。神殿を建てる時、槌や斧やいかなる鉄の道具の音もいっさい神殿の中では聞こえなかったとあります。遠く離れた石切り場で完全に仕上げたものを使ったからです。静寂さは工事に当たった人たちに自分が働いているというよりも神のわざにあずかっているという思いを与えたことでしょう。但し、神殿の建物そのものが神の臨在の保証ではありませんでした。神はソロモンに「…わたしの命令を守り、これによって歩むなら…父ダビデに約束したことを成就しよう。」と言われたのです。さらに「イスラエルの子らのただ中に住み…」とは人々の生活のただ中に住むことを意味していました。新約の時代、私たち信仰者のからだは「神から受けた聖霊の宮」とあります。私たちも日ごとに神と出会い、祈りと礼拝を献げていきましょう。