赦し合う信仰…

9月第二主日は大勢の方が礼拝に出席されました。礼拝メッセージは新約聖書の中でも最も短い「ピレモンへの手紙」から。一人の逃亡奴隷の赦しを乞うパウロの私的な手紙。この手紙がなぜ聖書に入れられ、全世界の教会で読まれるようになったのか…。あらためて一つ一つの言葉や文章にじっくり目を留めて読んでみると、そこには神の愛と赦しがありありと描かれていることに気づかされます。主人の物を盗んで逃げて来たオネシモ。その彼がなぜかローマの獄中でパウロと出会い、福音を聴き、悔い改めて回心に至る。パウロはオネシモのために、愛する同労者ピレモンに手紙を書き、彼を赦してあげてほしいと懇願する。まさに主のとりなしです。今日は礼拝後に婚約式もありました。神と人との前で誓約をした二人が、その誓いを全うすることができるように心から祈っています。