パウロの遺言…

9月第五主日。『…女心と秋の空』台風も多い時期、農家の方にとっては無事に収穫の秋を迎えたいところです。人生も時に、台風のような嵐が吹き荒れますが、そんな時こそ、「あなたの信仰がなくならないように」というイエスさまの祈りが聞こえてきます。パウロもローマの獄中から愛弟子テモテに手紙を送りました。それはすでに自分の死刑を覚悟していた時の、まさに彼の遺言的な言葉です。「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。」「人々が健全な教えに耐えられなくなり、…真理から耳を背け、作り話にそれいくような時代になるから」最後まで自分の命よりも次世代の宣教に心を傾けたパウロ。その思いは一粒の麦となって…愛弟子テモテに受け継がれていったことでしょう。伝道者とは何か…あらためて考えさせられる箇所でした。