聴き従う者の幸い…

10月第一主日、列王記第一17章~。イスラエル王国が南北に分断された時代、それまでのどの王よりも主の怒りを引き起こしたアハブ王のもとに、預言者エリヤは遣わされました。「主は生きておられる。ここ数年の間は、露も降りず、雨も降らない。」主の裁きは、エリヤ自身も干ばつに耐え忍ばねばならないことを意味していました。そこで主は、エリヤを試練の中で訓練され、主のことばによって養い、主の業のために用いられていったのです。預言者の「使命」は、時代がどうあっても、人々の心がどこに向いていても、神から預かった「ことば」をまっすぐに語ることです。厳しい裁きは愛の証しでもある。神は義なる方であるとともに憐れみ深い方。試練とともに慰めも備えておられる方です。キリスト者もこの時代の預言者として、いかに生きるかをあらためて教えられました。