苦難の先にある希望…

人間はみな泣きながら生まれてくる…シェイクスピアの戯曲『リア王』の台詞です。そのような誕生は、既に数々の人生の悲惨を予告しているのかもしれません。形は違え、苦難は万人共通の宿命です。それでも意味のない苦難ほど耐え難いものはありませんが、もし意味があると思うなら…そこに希望の光が差し込み、苦難を乗り越える力になるのではないでしょうか。今日は救世軍・山室軍平師の召天日でした。彼はこう言いました。『信仰とは四方八方塞がっても上を開くことだ。』今も言い知れない苦難の中で闘っている兄姉に、主のご臨在とみんなの祈りが三つ撚りの糸となって力強い支えとなりますように。「二人は一人よりもまさっている。二人の労苦には、良い報いがあるからだ。…一人なら打ち負かされても、二人なら立ち向かえる。三つ撚りの糸は簡単には切れない。