何度読んでも新たな気づき…

ルカ9:10-17『五つのパンと二匹の魚」。日も暮れてくると弟子たちは、五千人以上も集まった群衆を解散させてくださいとイエスに進言します。イエスは「あなたがたが、あの人たちに食べる物をあげなさい」と命じると、彼らは「五つのパンと二匹の魚しかありません」と答えました。現実の問題に圧倒される弟子たちと自分が何をするかをよく承知していたイエス。四福音書の記者がいずれも記した不思議な奇跡。その結果は「人々は食べて満腹した」です。何度読んでも新たなことに気づかされる箇所。「わたしがいのちのパンです。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません。」一粒の種が(こんな小さな畑でも)実を結び、多くの人を喜ばせる…。それもまた神のなさる奇跡の一つと言えるでしょう。