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年度初の水曜祈祷会はサムエル記第一1、2章〜「ハンナの賛歌」。ハンナは人生のどん底で、苦しみもがきながら涙の祈りをささげました。「もし、あなたがはしための苦しみをご覧になり、私を心に留め、このはしためを忘れず…」苦しみがあっても、その期限さえわかっていれば耐えることもできますが、何も状況が変わらず、問題が解決されないような時、その苦しみは何倍にも感じるものです。神はなぜ祈りに答えてくださらないのか…悪魔はそうした言葉をもって悩む心を揺さぶってきます。条件的な祈り、取り引きのような祈りはいけないとわかっていても、人間ですから、時にはその弱さがそのまま祈りになって表れてしまうこともあるでしょう。でも、神はそんな私たちの涙の祈りを覚えておられて「サムエル」(神聞きたもう)を最善の時に与えてくださるのです。