無力さから出る祈り…

人はなぜ祈るか…。それはどうしても叶えたい願いがあり、果たしたい自分の思いがあるからではないでしょうか。そのために自分でもあれこれ取り組んでみて、どうしても叶わない、もう無理だ…それでもなんとかしたいと思う時、人は自ずと神に祈らざるを得ないのでしょう。ならば『祈り』は最後の手段なのでしょうか。主は言われました。「いつでも祈るべきで、失望してはいけないことを教えるために」すなわち、『祈り』は最も信頼に足るものであり、最優先事項であるということです。問題が大きければ大きいほど、私たちは自分の無力さを痛感します。でも、ある神学者も言います。『自分が無力であることを認める人だけが、本当に祈ることができる。…無力さから出る祈りこそが最高の祈りである。』今日もまた、手術を受けられる教会員の方がいます。また、病の床に伏しておられる方もいます。一人一人の回復と癒しを覚えて心から万軍の主にお祈りしています。