主のみわざを語ろう…

水曜祈祷会はエレミヤ書51章から。バビロンに対する裁きの預言が続きます。主がこの預言がエレミヤに告げられた時、バビロンはまだ繁栄を誇り、イスラエルの民は絶望の淵を歩んでいました。それまで彼らは『主のさばきなどどこ吹く風…』と言わんばかりに、度重なる呼びかけを無視していました。しかし、その時は突然訪れ、エレミヤが告げた通りにバビロンによって自国は滅び、エルサレムの町も陥落したのです。自分たちの愚かさとみじめさを主に叫び続けたことでしょう。そんな彼らにとってバビロンの滅亡の預言は、まさにイスラエルの民の回復の預言でもありました。現状からは、その預言を信じるのは容易ではなかったでしょう。でも、エレミヤは言いました。「さあ、私たちはシオンで、私たちの神、主のみわざを語ろう。」神のことばが希望を指し示していました。今、目に映る状況は厳しくても、主の信頼する者はやがてその御名を証しする時が来るのです。