恵みと憐れみの系図…

温かな日差しが差し込む中、今日も水曜祈祷会がありました。Ⅰ歴代誌1:1から人類の始祖アダムから始まる系図は、ノア、セム、アブラハム、イスラエル、ダビデ、ソロモン…と礼拝の民として信仰が継承されました。この系図を読みながら、ユダ王国の人々はあらためて神の民として特別に選ばれた民族であることを心に留めたのではないでしょうか。バビロン捕囚から帰還したばかりで、社会的、政治的、そして信仰的にも辛く厳しい日々を過ごしていたと思いますが、崩れた祭壇を立て直すことから始めていったのです。イスラエルの民がそうであったように、私たちもただ神の恵みと憐れみによって、神の民、礼拝の民として覚えられていることを感謝します。時にそのことを忘れてしまって…目の前の生活のことだけで一喜一憂し、形だけの信仰生活を送っているのだとしたら、何と勿体ないことでしょう。神が見ておられるのは、私たちの過去よりも、次の行動なのです。