つまずきとなるもの…

2月第一水曜祈祷会はマルコ6:1-13から。イエスさまはデカポリス地方、カぺナウムでの宣教に続いて、郷里ナザレに向かわれました。イエスさまの噂はすでにナザレにも伝わっており、弟子たちを伴って帰って来たイエスさま一行を人々は関心をもって出迎えます。イエスさまはご自分の郷里でも福音を宣べ伝え、病人を癒されましたが、ナザレの人々の反応はその教えの素晴らしさや力強い奇跡に驚いたものの、その関心はそれらをどこから得たのかという二次的なことに流れてしまいました。人間的にイエスさまをよく知っていたために、かえってメシアとしての本質を悟れなかったのです。郷里で証しすること、親族や家族に伝道することの難しさを思います。でも、伝道における私たちの役割はあくまで福音を宣べ伝えることであって、結果は主にお委ねしなければなりません。福音の種を蒔いてすぐに目が出るとは限りません。ただ種を蒔けば成長させてくださるのは主です。