さあ、目を上げて…

2月第二水曜祈祷会、デボーションは創世記13章から。アブラムはエジプトでの失態にも関わらず、多くの財産を所有するようになりました。彼はもと来た道を辿りながら最初に天幕を張り、祭壇を築いた場所で主の御名を呼び求めます。もう一度、信仰の原点に立ち返って悔い改めの祈りを献げたのでしょう。そんなアブラムと甥のロトとの間で財産に関する争いが起きてしまい、二人は別々に暮らすことになりました。ロトは先に土地を選ぶ権利を譲ってもらい、自分の欲に従って目を上げます。ロトが選んだ地はよく潤った地でしたが、主に対して甚だ罪深い者たちが住む町でした。一方のアブラムは別離の悲しみを覚える中、主の呼びかけに従って目を上げました。そして、「さあ、立って、その地を縦と横に歩き回りなさい。わたしがあなたにその地を与えるのだから。」という主の約束を頂いたのです。私たちも何に従って目を上げるか…そこが大きな分かれ道となるのです。