ハガルを顧みる主…

教会のデボーションは創世記16章から。アブラムの妻サライは子どもが与えられないことを思い悩み、その結果、エジプト人の女奴隷ハガルによって子どもを得ようとしました。こうしてハガルはアブラムの子どもを身ごもったのですが、サライとの間に確執が生じ、ついに彼女は逃げ出してしまったのです。身重のまま行く宛もなく、荒野にある泉のほとりに身を隠すハガル…。惨めさと心細さでいっぱいだったでしょう。主はそんな彼女を見つけ、サライのもとに帰って、彼女のもとで身を低くしなさいと言われました。そして、わたしはあなたは子孫を増し加える、あなたの苦しみを聞いていると告げられたのです。「そこで、彼女は自分に語りかけた主の名を『あなたはエル・ロイ』(私を見る神)と呼んだ。」たった一人の女奴隷のことも決して見離さないで、見つけてくださる主…この方が今も私たちの苦しみを知っていて顧みてくださるとは、なんという感謝なことでしょう。