わたしが主である…

7月第四主日、梅雨も明け、本格的な夏到来です。メッセージはイザヤ書45章から。主はご自分の民イスラエルを救い出すために、油注がれた者キュロスをお立てになりました。このキュロスに対する預言は、彼が登場する150年も前に告げられたものでした。神は歴史の支配者であり、万物の創造主である方です。そしてイスラエルだけでなく、異邦人を含めたすべての民の救い主です。「地の果てのすべての者よ。わたしを仰ぎ見て救われよ。わたしが神だ。ほかにはいない。」神がイスラエルを選ばれたのは彼らがどの民よりも数が多かったからとか、その行いが立派で優れていたからでもありません。むしろ、彼らは民の中で最も数が少なく、すぐに不信仰に陥る者たちでした。つまり彼らの側に理由がある訳ではなく、ただ…憐れんでくださる主に尽きるのです。神は今日も同じ理由で、私たちを選び、その大きな愛の中に招き入れてくださることを感謝したいと思います。