7月第四水曜祈祷会、デボーションの箇所はⅠコリント14章から。コリントの教会内の様々な問題に、使徒パウロは愛をもって答えます。まず異言と預言について、教会という場所においては預言することを求めるように記しました。それは、教会を成長させる預言よりも、異言という個人的な霊的しるしが重んじらる傾向があったからです。また、次に女の人は教会では黙っていなさいともあります。これも、今日では大問題になる言葉ですが、普遍的な原則というよりはコリントの教会特有の問題だったのでしょう。パウロが繰り返し「教会では…」と強調しているのが印象的です。「神は混乱の神ではなく、平和の神なのです。」「すべてのことを適切に、秩序正しく行いなさい。」聖書は文脈や背景がある書物であって、部分的に切り取って理解することには注意しなければなりません。独りよがりな勝手な解釈に陥らないためにも、教会で一緒に聖書を学べることは感謝です。