本当に幸いな人とは…

1月第一主日、今日は最初の日曜日、新年礼拝を献げました。礼拝ではマタイの福音書5章から『山上の説教』の冒頭を読みました。イエスさまのガリラヤ宣教は多くの実を結び、その評判を聞いた大勢の群衆が集まって来ました。彼らはみな、様々な病や痛みで苦しむ人、生活に困窮する人々でした。イエスさまはそうした彼らを意識しながら、弟子たちをみもとに呼んで告げられました。「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです。」聞いていた人たちは不思議に思ったでしょう。普通に考えれば、貧しい人よりも富んでいる人の方が、悲しむ人よりも健康である人の方が幸いだと思いますが、イエスさまはそう言われなかったのです。「心が貧しい人」とは、神の前に自分が何一つ誇れるものがないことを自覚し、神に助けを呼び求める者を指します。わたしのもとに来たあなたがたは幸いです…イエスさまの優しい語りかけが心に響きました。今日は午後から新成人を迎えた青年たちが茨木聖書教会から来てくれて、小学生だった頃の面影を懐かしく思い出しながら、立派になった彼らの姿に励まされました。今日も恵みに溢れる一日を感謝いたします。