不確かな人生を生きる…

6月第四主日、今日は梅雨らしい湿度の高い一日でした。礼拝メッセージは伝道者の書11章から。「あなたのパンを水の上に投げよ。ずっと後の日になって、あなたはそれを見出す。」有名な御言葉ですが、その意味を理解している人は少ないかもしれません。その一つの解釈はソロモンの海上貿易が背景にあると考えます。行く手に何があろうと、船に荷を積んで、大胆に漕ぎ出していかなくては、利益を得られません。また、風を警戒している人は種を蒔かない、雨雲を見ている人は刈り入れをしない。時を逸し、まさに蒔かない種は生えません。いずれも、心配ごとばかり見ていないで、結果は主に委ねて事を行う大切さを教えています。「朝にあなたの種を蒔け。夕方にも手を休めてはいけない。…若い日にあなたの心を喜ばせよ。」もちろん、何事も思慮深く、祈り心をもって事を行え。急ぎ足の者はつまずくともありますので、アクセルとブレーキを間違えないようにしたいものです。でも、大事なことは、この何が起こるかわからない不確かな時代にあって、何を人生の羅針盤とするかということでしょう。聖書は、私たちを幸いな人生へと導く唯一の神のことばです。